この初荷式は、景気も悪いしセレモニー自体がもう時代ではないのではないかと、永い間中断されていました。それが、平成22年の新年から復活したのです。
荷主様のある工場監督者が、「正月の初荷式がなつかしいなぁ。ああいうのは残しといてもええのんちゃう。」と、私に話してくれました。
今日では、初荷式を行っているところはあまり見かけないのですが、伝統が途絶えるのも悲しい事かなと思い、荷主様にその旨を提案したところ受け入れらたのです。
多くの社員の皆様や協力会社の方々に、拍手で見送られ出発する晴れやかさを体験することは、プロドライバーとしての意気の発揚にも繋がっているようです。私も、荷主様を支えて行かなければならない、という重圧をひしひしと感じるセレモニーでもあります。
弊社は、創業以来一貫して鋼管の輸送の担い手として、キメ細かな物流体制を構築してまいりました。特にドライバーは、鋼管の特性に合った荷役技術を習得し、その技術向上のために、定期的に訓練・教育を受けています。
お客様によって創り込まれた鋼管を、そのままの姿でお届けします。これが、私たちの誇りです。
お預かりした製品を、そのままの姿でお届けするにはどうすればいいのか。この輸送の本質を常に追及しています。私たちには、日々が真剣勝負です。